【C芽】ひとこと科学 58(シリーズ・お空の下ではー子ども向けー vol.13)
- 2023.06.07
- まなサポブログ
みなさん、こんにちは。
梅雨入りもし、6月に入り、少しじめじめした季節になってきましたね。
でも、私は6月や梅雨の大好きなところがあるんです^^
それは、「紫陽花(あじさい)」
そういえば、去年、松田先生が「アジサイの葉っぱの秘密」を書いてくれました^^
どんよりした曇り空の中に咲くあじさいや紫陽花畑はすごく輝いて見えて、私は癒されるんです。
私自身も、子どもたちにとって、そんな日常をそっと彩る存在になれればと思い、取り組んでいます。
1人でも多くの子ども達の日常や未来を彩るためのプロジェクトが、今推進中のクラウドファンディングでもあります。
生まれた境遇に左右されることなく、すべての子どもたちに質の高い学びを届けるためのプロジェクト
プロジェクトページはこちらです。
https://rescuex.jp/project/65426
ぜひ、応援よろしくお願いします。
それでは、今回も前回に引き続き、科学者の先生方などの「言葉」を届ける取り組み「ひとこと科学」から、松田先生の人気シリーズ「お空シリーズー子ども向けー」です。
以前、お届けしていた大人向けの分とぜひぜひ読み比べてみてください^^
★今回の投稿★
〈タイトル〉
お空の下では-子ども向けー vol.13
〈本文〉
時代を戻して1845年には藩は洋医学の採用を決め、藩医を大阪の適塾や江戸の杉田成卿に学ばせていました。
利忠公は1849年に長男を天然痘で亡くした痛恨の思いを領民の医療政策に生かそうと種痘(ワクチン)の研究を命じました。
そして翌1850年には長崎から適塾を経て福井藩に渡ったすぐ後に種痘の苗を分けてもらい、藩の子供たちに接種しました。
そしてよい結果を得たので、翌年には城下に大規模接種会場を開設して種痘接種を開始し、広めようとしました。
しかし、接種すると牛になるなどの俗信がはびこっていて応じるものが少なかったので、1854年には領内の幼児に強制接種を命じています。
天然痘一つをとっても領民を守るための強い志とプランが読み取れます。
安政3年(1956年)には洋学館を開設して英語も重視し、オランダ語、英語の兵術書の訳本や辞書を自ら制作して出版するなど館も稼いでいました。
ここで学門を身に着けた武士が藩直属の商店でそろばん(スマホ電卓)を持って稼ぐのです。
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*前回までの記事は以下からご覧いただけます。
3月15日「お空の下では-子ども向けー vol.1」
3月22日「お空の下では-子ども向けー vol.2」
3月29日「お空の下では-子ども向けー vol.3」
4月5日「お空の下では-子ども向けー vol.4」
4月12日「お空の下では-子ども向けー vol.5」
4月19日「お空の下では-子ども向けー vol.6」
4月26日「お空の下では-子ども向けー vol.7」
5月3日「お空の下では-子ども向けー vol.8」
5月10日「お空の下では-子ども向けー vol.9」
5月17日「お空の下では-子ども向けー vol.10」
5月24日「お空の下では-子ども向けー vol.11」
5月31日「お空の下では-子ども向けー vol.12」
【投稿者:松田慎三郎先生プロフィール】
1945年生まれ・京都大学出身・工学博士
原研核融合那珂研究所長、理事を経て2011年から東工大、京大、東北大特任教授、研究員、ITER国内チームリーダ、プラズマ核融合学会長を歴任
専門は核融合炉システム
【「ひとこと科学」について】
専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。
https://blog.manabinomake.net/?p=822
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
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