【C芽】ひとこと科学 46(シリーズ・お空の下ではー子ども向けー vol.1)
- 2023.03.15
- まなサポブログ
みなさん、こんにちは。
3月も半ば、卒業式シーズン真っ盛りですね^^
そんな私も実は、今週の土曜日、大学院の卒業式(修了式)なんです。
この3月に事業構想大学院を卒業(修了)し、正式に事業構想修士の学位を取得することになります。
これからは子どもたちの起案するプロジェクト(事業)にも伴走していきたいと思っています^^
それでは、今回も、科学者の先生方などの「言葉」を届ける取り組み「ひとこと科学」から、松田先生の人気シリーズ「お空シリーズ」です。
今回から待望の子ども向けをお届けします!
前回までにお届けしてきた大人向けの分とぜひぜひ読み比べてみてください^^
★今回の投稿★
〈タイトル〉
お空の下では-子ども向けー vol.1
〈本文〉
雲のうえに天空の城が現われ、孫悟空がむかっています。
奥越の越前大野盆地では1月終わりから2月初めの凍れる朝、一面の田畑は真っ白です。
雪の深さは1~2メートル。凍てついた青空の朝、小学生たちは道ではなく雪の上を真っすぐに学校まで歩いていきます。
これを孫悟空のように「お空に乗って」と言いました。
北陸の湿った雪は冷えると雪がそのままの状態で凍るので雪の上をサクサクと歩けるのです。
1-2cmの深さの靴跡がつくだけです。水路があっても積もった雪がはみ出していて橋が無くても雪のアーチの上を進めます。
朝、家の窓ガラスに部屋の水蒸気が凍ってシダ植物の葉のような模様がたくさんできるので今日は孫悟空になれるかわかります。お空の上では自由奔放です。
しもやけだらけでも子供は元気です。
しかし、学校から帰るときにはお空に乗ることができません。
何故でしょう?
午後には気温が上がって雪が緩むので踏み固めた道でなければ腰まで沈んでしまいます。
【投稿者:松田慎三郎先生プロフィール】
1945年生まれ・京都大学出身・工学博士
原研核融合那珂研究所長、理事を経て2011年から東工大、京大、東北大特任教授、研究員、ITER国内チームリーダ、プラズマ核融合学会長を歴任
専門は核融合炉システム
【「ひとこと科学」について】
専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。
https://blog.manabinomake.net/?p=822
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
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