【C芽】ひとこと科学84「神話の科学(8)」

【C芽】ひとこと科学84「神話の科学(8)」

 「予想もつかないこと」に真実が隠れていることってありますよね。

みなさん、こんにちは。今日も「ひとこと科学」から加藤先生の「神話の科学」のつづきです。

日々、見聞きしたものの中に「なんでなんで」を感じて見つけて、考えて、答えを発見して、それを立証する、

「問を立てる→思考する→発見する→エビデンスを取る」

この循環を「ひとこと科学」の記事を使って、実践してみてほしいなと思っています。

今回の記事の中にも、「人類のなんでなんで」をたくさん見つけてくださいね。

最後にこれまでの「神話の科学」の記事にも飛べるようにリンクを貼っています。

そちらも合わせてご覧ください^^

★今回の投稿★

〈タイトル〉

神話の科学(8)

〈本文〉 

 現代人(ホモ・サピエンス)はアフリカから始まった、たった一つの人種であることがわかり、衝撃的でした。

特に優越感を持っていた白人の間では受け入れられるまでに時間がかかりました。

 2022年にノーベル賞を受賞したスバンテ・ペーボの現代人とネアンデルタール人が混血していたという報告は新たな研究成果を生み出しました。

混血の比率がヨーロッパ(4%)から蒙古系(アジアや南北アメリカ)で1%までと差があることも分かりました。

ヨーロッパに残った人たちは混血によってネアンデルタール人の白い皮膚、青い目、金髪などを受け継いでいたのです。

蒙古系の人々はヨーロッパにとどまらず東へ移動したので、ヨーロッパにいたネアンデルタール人との混血の比率が低かったのです。

 こうして神話で伝えられていた人類の移動が科学的に立証されて行き、歴史・考古学と科学が結び付き始めたのです。

科学の発展は予想も付かない知見を与えてくれます。

ゲノム科学の未来にワクワクしています。

皆さんの将来の活躍も期待しています。

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*前回までの記事は以下からご覧いただけます。

2023年1月4日「神話の科学(1)」

2023年1月18日「神話の科学(2)」

2023年1月25日「神話の科学(3)」

2024年1月3日「神話の科学(4)」

2024年1月10日「神話の科学(5)」

2024年1月17日「神話の科学(6)」

2024年1月24日「神話の科学(7)」

投稿者:加藤茂孝先生プロフィール】

1942年生まれ・東京大学出身・理学博士

国立感染症研究所室長、日本ワクチン学会理事、米国疾病対策センター(CDC)客員研究員などを歴任

【「ひとこと科学」について】

専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。

科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。

https://blog.manabinomake.net/?p=822



*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について

https://blog.manabinomake.net/?p=528