【C芽】ひとこと科学 38「神話の科学(2)」
- 2023.01.18
- まなサポブログ
みなさん、こんにちは。
今回はお正月明けの1月4日に投稿した加藤先生の「神話の科学」のつづきをお届けします。
加藤先生や山崎先生、科学者の先生方が普段、科学以外のどんなことに興味を持っているのか
そういうことにふれるきっかけにもなればと思っています。
★今回の投稿★
〈タイトル〉
神話の科学(2)
〈本文〉
早速山崎さんにコメントを送りました。
「三重」の語源は言い伝えではヤマトタケルが、関ケ原の近くの伊吹山で山の神が変身していた猪から大怪我を負わされ、せめて故郷の地で亡くなりたいと、足を引きずるように歩き続け、伊勢の国の三重村で、「我が足、三重になりぬ」と言ったからだと言われています。
それでも歩き続けて四日市市日永(私の実家がある場所です)にある杖突坂を登れないほど疲弊して、杖突坂を登り切った少し南の能褒野で亡くなりました。
また朝明川は、その川原で、大海人皇子(天武天皇)が壬申の乱の勝利を天照太神に祈った場所です。
この戦いに勝ったお礼にその後伊勢に神宮(現在の内宮)を造営し、皇室の守り神としたという由来のある場所です。
すると物事を科学的に理解しようという意欲が強い山崎さんから質問が返ってきました。
「足が三重になることはないと思いますがどういう状態なのでしょうか?」
-----
*前回の記事は以下からご覧いただけます。
1月4日「神話の科学(1)」
【投稿者:加藤茂孝先生プロフィール】
1942年生まれ・東京大学出身・理学博士
国立感染症研究所室長、日本ワクチン学会理事、米国疾病対策センター(CDC)客員研究員などを歴任
【「ひとこと科学」について】
専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。
https://blog.manabinomake.net/?p=822
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
-
前の記事
【C芽】ひとこと科学 37 ー「ひとこと科学」のひみつ(なんでなんで)ー 2023.01.11
-
次の記事
【C芽】ひとこと科学 39「神話の科学(3)」 2023.01.25