【ひとこと科学 35】ガラスのふしぎvol.5ーなんでなんでガラスは透明なの?ー
- 2022.12.30
- まなサポブログ

みなさん、こんにちは。
もういよいよ年末。新年も間近ですね。
冬休みの宿題は順調ですか?
今回も、科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を届ける取り組み「ひとこと科学」からの投稿です。
今回も引き続き、「ガラスのふしぎ」の連載です!
今回の「ガラスのふしぎ」は、広瀬すずさんのCMでおなじみのAGC株式会社(旧・旭硝子株式会社)の執行役員をされている高田聡さんが子どもたち向けのガラス講座として、届けてくださっています。
全5回の連載でお届けしてきた「ガラスのふしぎ」も今日が最終回です。
「まだ前回分まで読んでないよー」って方は、今回の連載「ガラスのふしぎ」をとおして、皆さんの身近にある「ガラス」をきっかけに「身近な自然科学(理科)」について興味を持ってもらえたらうれしいいなと思っています。^^
それでは・・・
★今回の投稿★
〈タイトル〉
ガラスのふしぎ vol.5(最終回)「なんでなんでガラスは透明なの?」
〈本文〉
皆さんこんにちは。
今まで4回に渡ってガラスのお話をしてきました。
まだまだお話ししたいことはたくさんあるのですが、今回が最終回です。
ガラスには光を通す、光を曲げるなど光と関係が深いことはわかりますね。
では、ガラスが透明なのはなぜでしょうか?
それは、電気を通さないからです。
金属のように電気を通す物質は内部を電子が飛び回っています。
光も電磁波の一種なので電子がウジャウジャ動いていると通り抜けられないんです。
ところで1mの四角形、厚さ2mmのガラスを横から見ると、緑色に見えるだけでその光は端まで届きません。
これは厚さが1mになるとガラスは透明ではないことを示しています。
途中で不純物に光が吸収されてしまうんです。
世の中には何10kmの厚さになっても透明なガラスがあります。
光通信用ファイバーガラスです。
直径が0.05mmの糸のようなガラスです。
この技術を応用したのが光ファイバー通信で、日本では99%の家庭に光ファイバーが届いています。
この光ファイバー通信網は太平洋の海底を通って日本とアメリカを結ぶなど世界中を何万kmもの長さで繋いでいます。
この通信網がないと海外と電話で話ができません。
ガラスは皆さんが毎日使っているスマホの通信にもなくてはならないものなんです。
身近だけどすごい性能をもっていて人類の豊かな生活に貢献しているガラス。
興味を持っていただけたでしょうか。
ガラスをきっかけに科学に興味をもって勉強してくれたらうれしいです。
ではまたどこかでお会いしましょう。
【「ガラスのふしぎ」前回までの記事】
12月2日(金)「ガラスのふしぎ」シリーズ連載スタート!
12月9日(金)「ガラスのふしぎvol.1ーコップやビンのつくりかたー」
https://blog.manabinomake.net/?p=1262
12月16日(金)「ガラスのふしぎvol.2ーフロート板ガラスのつくりかたー」
https://blog.manabinomake.net/?p=1267
12月23日(金)「ガラスのふしぎvol.3ーわたしたちにも環境にも優しいガラスー」
https://blog.manabinomake.net/?p=1273
12月26日(月)「ガラスのふしぎvol.4ースマホの画面のひみつー」
https://blog.manabinomake.net/?p=1284
【投稿者:高田聡さんプロフィール】
東京大学工学部合成化学科卒業、旭硝子株式会社(現AGC株式会社)入社
電子用ガラスの新規事業を皮切りに、様々な新事業企画・探索を行い、現在に至る。
事業構想大学院大学在学中

【「ひとこと科学」について】
専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。
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