【ひとこと科学 33】ガラスのふしぎvol.3ーわたしたちにも環境にも優しいガラスー

【ひとこと科学 33】ガラスのふしぎvol.3ーわたしたちにも環境にも優しいガラスー

みなさん、こんにちは。いよいよ冬休みですね^^

クリスマスにお正月、楽しみがいっぱいという方もいらっしゃるんじゃないかなと思います。

でも外は寒い・・・!そんな冬には、あったかいおうちのなかで「ひとこと科学」を読みませんか?^^

今回も、科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を届ける取り組み「ひとこと科学」からの投稿です。

今回も先週に引き続き、「ガラスのふしぎ」の連載です!

今回の「ガラスのふしぎ」は、広瀬すずさんのCMでおなじみのAGC株式会社(旧・旭硝子株式会社)の執行役員をされている高田聡さん子どもたち向けのガラス講座として、届けてくださっています。

全5回の連載でお届けします。

この機会に皆さんの身近にある「ガラス」に興味を持ってみませんか?^^

それでは・・・

★今回の投稿★

〈タイトル〉

ガラスのふしぎ vol.3「わたしたちにも環境にも優しいガラス」

〈本文〉

皆さんこんにちは。

ガラスについてのお話し第3回目。

今回はフロート板ガラスを使ったいろんな製品のお話し。

まず身近な建物の窓ガラス。

サッシの大きさに切って嵌めたただの平ったい透明なものと思っては大間違い。

実はものすごく高性能なんですよ。

例えば、光は通るけど熱は通らないLow-Eというガラス。

夏は暑くないし、冬は部屋の暖気が逃げないからあったかい。

環境に非常に優しい!

次に自動車のガラス。

よく見ると少し曲がってますね。

空気抵抗を下げて、燃費をよくするために少しまーるい形になっています。

ガソリンの消費が少なくなって、これも環境に優しいですね。

この自動車ガラス、見えているところはほとんど四角ですが、ドアの中にも隠れた部分があって、そこは波波の曲線にカットされていて、自動で窓を開けるモーターの軸が入る穴も開いています。

どうです?

ガラスって見えるところ、見えないところで活躍していますね。

そしてエコな性能で地球環境にも貢献しています!次回はもっと身近な高性能ガラスのお話です。

お楽しみに。

【「ガラスのふしぎ」前回までの記事】

12月2日(金)「ガラスのふしぎ」シリーズ連載スタート!

12月9日(金)「ガラスのふしぎvol.1ーコップやビンのつくりかたー」

https://blog.manabinomake.net/?p=1262

12月16日(金)「ガラスのふしぎvol.2ーフロート板ガラスのつくりかたー」

https://blog.manabinomake.net/?p=1267

投稿者:高田聡さんプロフィール】

東京大学工学部合成化学科卒業、旭硝子株式会社(現AGC株式会社)入社

電子用ガラスの新規事業を皮切りに、様々な新事業企画・探索を行い、現在に至る。

事業構想大学院大学在学中

【「ひとこと科学」について】

専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。

科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。