【C芽】ひとこと科学69「スマホやテレビの色のひみつ 第4回」
- 2023.10.18
- まなサポブログ

今回も前回に引き続き、出口さんから「スマホやテレビの色のひみつ」
今回はそのなかでも、先日ノーベル化学賞を受賞した「量子ドット」のお話です。
ノーベル賞を受賞する人たちも、きっとたくさんの「なんでなんで」を出して、考えて、見つけて、立証してきたのだと思います。
「問を立てる→思考する→発見する→エビデンスを取る」
この循環が皆さんの日常に根付くよう様々な話題をお届けしていきたいと思っています。
★今回の投稿★
〈タイトル〉
ことしノーベル化学賞を受賞した「量子ドット」って何?
〈本文〉
ことしのノーベル化学賞が 10 月 4 日発表されました。
受賞したのはアメリカの科学者 3 人、受賞理由は、「超微粒子『量子ドット』の発見」です。
と言われても何のことか分かりませんね。
量子ドットを活用した超高精細「量子ドット液晶ディスプレイ」を例に説明していきましょう。
まず「量子ドット」とは大きさが 0.000000001 メートル(=1 ナノメートル nm)程度の非常に
小さな半導体微粒子です。
この量子ドットには、光を当てると別の色の光が発生するという特殊な性質を持っています。
しかも量子ドットの大きさによって発光する色が異なります。
例えば、青色の光を当てると

しかも、もう一つの大きな特徴が、青から緑色と赤色に変換された光は、非常に急峻なスペクトルを有している事です。
これは「色純度が高い」とも言います。

液晶ディスプレイでは画面を光らすために光源が必要で、一般の液晶は普通の白色光を光源に使いますが、白色光の代わりに上記の量子ドット光を使用すると赤色と緑色が格段に鮮やかになります。
このディスプレイを「量子ドット液晶ディスプレイ」と言い、画質が大変向上しています。
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「スマホやテレビの色のひみつ 第3回」
ーどうして「2Kハイビジョンテレビ」「4Kテレビ」「8Kテレビ」って呼ぶのですか?ー
https://blog.manabinomake.net/?p=1558
「スマホやテレビの色のひみつ 第2回」
ーテレビや映画、スマホ映像の動きのなめらかさは何で決まるのかなー
https://blog.manabinomake.net/?p=1555
「スマホやテレビの色のひみつ 第1回」
ーテレビやスマホでは、カラー映像の「色」はどのようにして送っているのでしょうか?ー
https://blog.manabinomake.net/?p=1546
*去年の出口さんの投稿「ZOOMの不思議」
【投稿者:出口忠夫さんプロフィール】
1948年生まれ、京都大学出身、NHK放送技術局長、NHKテクノロジーズ専務、東海大・日大の非常勤講師など歴任

【「ひとこと科学」について】
専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。
https://blog.manabinomake.net/?p=822
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
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