【C芽】ひとこと科学67「スマホやテレビの色のひみつ 第2回」

【C芽】ひとこと科学67「スマホやテレビの色のひみつ 第2回」

 今回も前回に引き続き、出口さんから「スマホやテレビの色のひみつ」

今回はそのなかでも、「映像の動き」についての投稿です。

★今回の投稿★

〈タイトル〉

テレビや映画、スマホ映像の動きのなめらかさは何で決まるのかな

〈本文〉

 スマホやテレビの動画映像はとっても動きがなめらかに映っていますね。

原理は皆さんが小さいころに経験した「パラパラ漫画」と同じです。

1枚の静止画(1コマと言う)を次々と順番に送れば、動く映像が出来上がります。

1秒間に何コマ撮影するかによって動きのなめらかさが変わります。

1秒間に10コマでは動きはギクシャクし、1秒間に60コマで撮影すると大変なめらかです。

選手の動きが速いスポーツでは60コマで撮影することがありますが、通常30コマが標準です。

テレビでは日本やアメリカは30コマ、ヨーロッパのテレビは25コマです。

ヨーロッパに旅行してホテルでテレビを見た人は「日本のテレビとは動きが何となく違うなぁ」と感じたはずです。

映画は伝統的に1秒間24コマです。

従ってテレビと比較して“パラパラ”した動きに見えますが、映画人は「このパラパラ感が何ともたまらない」と言います。

面白いですね。

ではスマホは何コマで撮影できるかな。

調べてみてください。

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「スマホやテレビの色のひみつ 第1回」

ーテレビやスマホでは、カラー映像の「色」はどのようにして送っているのでしょうか?ー

https://blog.manabinomake.net/?p=1546

*去年の出口さんの投稿「ZOOMの不思議」

投稿者:出口忠夫さんプロフィール】

1948年生まれ、京都大学出身、NHK放送技術局長、NHKテクノロジーズ専務、東海大・日大の非常勤講師など歴任

【「ひとこと科学」について】

専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。

科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。

https://blog.manabinomake.net/?p=822



*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について

https://blog.manabinomake.net/?p=528