【C芽】ひとこと科学87「里芋畑とコガネムシ」
- 2024.02.21
- まなサポブログ
みなさん、こんにちは。
もう2月も下旬ですね。ビックリです。今回は朗報があります。
高校3年生の学びの芽育生が、先週、なんと!第一志望校の大学に合格しました!!
受験にはたくさんの「なんでなんで」がいっぱいです。
皆さんが日々感じている「なんでなんで」もぜひ、きかせてくださいね^^
ところで、今日は少し久しぶりに松田先生からの記事です。
春に向けた「なんでなんで」を一緒に探しましょう。
日々の中に「なんでなんで」を感じて見つけて、考えて、調べて、答えを発見して、それを立証する、
「問を立てる→思考する→発見する→エビデンスを取る」
新年度に向けて、この循環を「ひとこと科学」の記事を使って、実践してみてほしいなと思っています。
★今回の投稿★
〈タイトル〉
里芋畑とコガネムシ(1)
〈本文〉
ひたち海浜公園に近い当地では冬になると乾燥芋が有名で、近くのJA野菜直売所では毎年乾燥芋の出荷量が日本一だそうです。
土地は火山灰で石は殆どありません。
春になるとサツマイモの苗付けが始まります。
広大な畑で畝をつくり、畝にビニールをかけて雨で土が流れないようにし、頂上に等間隔で穴を開けておきます。
次に親芋から出た芽を切り取ってつくった苗を頂上の穴に一本ずつ差し込んでいきます(図1)。
丁度畑で田植えをしているような風景です。
差し込んだ苗から根が出て2ヶ月弱で図2のように葉が生い茂ってきます。
平らな土地でなく畝を作っておくと、水はけが良く、また芋を収穫のとき掘り起こすのでなく、畝を崩せばよいので楽にできるのだと思われます。
そこで問題です。
畝と畝の間隔は何を考えて決めれば良いでしょうか?
例えばどうしたら収穫量が一番多くなるか考えてみましょう。
図2よりも間隔を狭くしたら畝の数を増やせるので、狭い方が良いのではない?
【投稿者:松田慎三郎先生プロフィール】
1945年生まれ・京都大学出身・工学博士
原研核融合那珂研究所長、理事を経て2011年から東工大、京大、東北大特任教授、研究員、ITER国内チームリーダ、プラズマ核融合学会長を歴任
専門は核融合炉システム
【「ひとこと科学」について】
専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。
https://blog.manabinomake.net/?p=822
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
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