【C芽】ひとこと科学66「スマホやテレビの色のひみつ 第1回」

【C芽】ひとこと科学66「スマホやテレビの色のひみつ 第1回」

 今回は久しぶりに市民・実務の側からの「ひとこと科学」です。

今回投稿の出口さんは去年の夏に1度「ZOOMの不思議」を投稿しています。

長くテレビ関係のお仕事をされていた出口さんは、画面やスクリーンに関わること「ふしぎ」や「ひみつ」を解き明かすヒントをくださっています。

みなさんの視点でたくさんの「なんでなんで」を考えてみてくださいね。

★今回の投稿★

〈タイトル〉

テレビやスマホでは、カラー映像の「色」はどのようにして送っているのでしょうか?

〈本文〉

 今は身の回りに映像が満ちあふれています。

テレビやスマホで映像を見て楽しんでいますが、こうした色彩豊かな映像はテレビ局や通信会社からどうやって送られているのでしょうか。

多彩な色をそのまま送るのはとっても大変なので、実は「」 「」 「」の3つの色しか送っていません。

原理は、カメラで撮った映像を3つの色に分解し、これを皆さんのところに送ります。

送られた3つの色を基にしてスマホやテレビの中で再び様々な色を作り直しているのです。

(光の3原色と言います)。

この原理は人間の『目』の仕組みと人間の『脳』は色をどう認識しているのかという研究から考え出されたものです。

ちなみに人間の色に対する感度は緑色が一番感度が高く、青色には鈍感であることが分かっています。

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*以前の出口さんの投稿「ZOOMの不思議」

投稿者:出口忠夫さんプロフィール】

1948年生まれ、京都大学出身、NHK放送技術局長、NHKテクノロジーズ専務、東海大・日大の非常勤講師など歴任

【「ひとこと科学」について】

専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。

科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。

https://blog.manabinomake.net/?p=822



*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について

https://blog.manabinomake.net/?p=528