【C芽】ひとこと科学68「スマホやテレビの色のひみつ 第3回」
- 2023.10.11
- まなサポブログ
今回も前回に引き続き、出口さんから「スマホやテレビの色のひみつ」
今回はそのなかでも、テレビの種類についての投稿です。
ぜひ「なんでなんで」(問いを立てる)の視点で読んでみてくださいね。
★今回の投稿★
〈タイトル〉
どうして「2Kハイビジョンテレビ」「4Kテレビ」「8Kテレビ」って呼ぶのですか?
〈本文〉
電気屋さんには「2Kハイビジョンテレビ」「4Kテレビ」「8Kテレビ」が売られていますが、何が違うんでしょうか。
まず下の図を説明しましょう。
下図はハイビジョン受像機の画面です。
画面全体に「画素」と呼ばれる発光体がびっしり敷き詰められています。
左上から右に向かって順番に1、2、3‥‥、1920と番号付けされています。
2行目は1921から始まります。
行は全部で1080行あります。
画面の最後、一番右下の画素は207万3600番目になります。
以上を言い換えると、ハイビジョン(2K)テレビは横方向に1920個、縦方向に1080個、全体では1920×1080=207万3600個の画素があります。
ここで横方向の画素数1920に注目しましょう。
1920=約2000です。
ところで皆さんは1000m=1Km(キロメートル)と呼びますね。
テレビでも1000を “K” と略しハイビジョンは2Kテレビと呼びます。
下図は「8K」、「4K」、「2K」各テレビの縦・横の画素数を示しています。
ーーーーー
「スマホやテレビの色のひみつ 第2回」
ーテレビや映画、スマホ映像の動きのなめらかさは何で決まるのかなー
https://blog.manabinomake.net/?p=1555
「スマホやテレビの色のひみつ 第1回」
ーテレビやスマホでは、カラー映像の「色」はどのようにして送っているのでしょうか?ー
https://blog.manabinomake.net/?p=1546
*去年の出口さんの投稿「ZOOMの不思議」
【投稿者:出口忠夫さんプロフィール】
1948年生まれ、京都大学出身、NHK放送技術局長、NHKテクノロジーズ専務、東海大・日大の非常勤講師など歴任
【「ひとこと科学」について】
専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。
https://blog.manabinomake.net/?p=822
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
-
前の記事
【C芽】ひとこと科学67「スマホやテレビの色のひみつ 第2回」 2023.10.04
-
次の記事
【C芽】ひとこと科学69「スマホやテレビの色のひみつ 第4回」 2023.10.18