【C芽】ひとこと科学68「スマホやテレビの色のひみつ 第3回」

【C芽】ひとこと科学68「スマホやテレビの色のひみつ 第3回」

 今回も前回に引き続き、出口さんから「スマホやテレビの色のひみつ」

今回はそのなかでも、テレビの種類についての投稿です。

ぜひ「なんでなんで」(問いを立てる)の視点で読んでみてくださいね。

★今回の投稿★

〈タイトル〉

どうして「2Kハイビジョンテレビ」「4Kテレビ」「8Kテレビ」って呼ぶのですか?

〈本文〉

 電気屋さんには「2Kハイビジョンテレビ」「4Kテレビ」「8Kテレビ」が売られていますが、何が違うんでしょうか。

まず下の図を説明しましょう。

下図はハイビジョン受像機の画面です。

画面全体に「画素」と呼ばれる発光体がびっしり敷き詰められています。

左上から右に向かって順番に1、2、3‥‥、1920と番号付けされています。

2行目は1921から始まります。

行は全部で1080行あります。

画面の最後、一番右下の画素は207万3600番目になります。

以上を言い換えると、ハイビジョン(2K)テレビは横方向に1920個、縦方向に1080個、全体では1920×1080=207万3600個の画素があります。

 ここで横方向の画素数1920に注目しましょう。

1920=約2000です。

ところで皆さんは1000m=1Km(キロメートル)と呼びますね。

テレビでも1000を “K” と略しハイビジョンは2Kテレビと呼びます。

         

  下図は「8K」、「4K」、「2K」各テレビの縦・横の画素数を示しています。

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「スマホやテレビの色のひみつ 第2回」

ーテレビや映画、スマホ映像の動きのなめらかさは何で決まるのかなー

https://blog.manabinomake.net/?p=1555

「スマホやテレビの色のひみつ 第1回」

ーテレビやスマホでは、カラー映像の「色」はどのようにして送っているのでしょうか?ー

https://blog.manabinomake.net/?p=1546

*去年の出口さんの投稿「ZOOMの不思議」

投稿者:出口忠夫さんプロフィール】

1948年生まれ、京都大学出身、NHK放送技術局長、NHKテクノロジーズ専務、東海大・日大の非常勤講師など歴任

【「ひとこと科学」について】

専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。

科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。

https://blog.manabinomake.net/?p=822



*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について

https://blog.manabinomake.net/?p=528