【C芽】ひとこと科学72「???」
- 2023.11.08
- まなサポブログ
みなさん、こんにちは。
前回に引き続き、松田先生からの投稿です。
トップの写真を見て、何を想像しましたか?
この虫が何の虫かわかりますか?
今回は、写真から「想像してみる」というエッセンスも入れてみました。
それでは今回も、日々の中に「なんでなんで」を感じて見つけて、考えて、答えを発見して、それを立証する、
「問を立てる→思考する→発見する→エビデンスを取る」
この循環を松田先生の記事で実践してみてもらえたらと思います。
★今回の投稿★
〈タイトル〉
コガネムシ
〈本文〉
今年の夏は特に暑いと家の中にいて油断していたら、あっという間に庭木の葉が何者かに食い荒らされていました。
最初に盆栽くらいの大きさのつつじが丸裸になっているのに気が付いたときに普通なら食い荒らした幼虫がまだ残っていたり、さなぎになりかけの痕跡があるはずなのに何も残さない完全犯罪でした。
次に気が付いたのは大きなミツバツツジの葉が写真のように木全体にわたって食い荒らされてかろうじて葉脈だけが残っている姿です。
そして犯人を見つけたのが槙の木にカナブンのような青金色に輝く虫が付いている時でした。
みるといるわいるわ何十匹と木にたかっていて、ジェット殺虫剤を吹きかけるとばたばたと落ちたり、逃げ発ったり、さながら爆撃隊が槙の木を襲ってきていたようでした。
どこからこんなに大量の飛行機が飛んでくるのだろうと、しかし毒ガスを吹きかけたので当分こないだろうと思っていました。
【投稿者:松田慎三郎先生プロフィール】
1945年生まれ・京都大学出身・工学博士
原研核融合那珂研究所長、理事を経て2011年から東工大、京大、東北大特任教授、研究員、ITER国内チームリーダ、プラズマ核融合学会長を歴任
専門は核融合炉システム
【「ひとこと科学」について】
専門家の方など専門分野に携わる方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
科学者の先生方や科学技術の実務の現場の方、科学コミュニケーションの活動をされている方などの「言葉」を発信中。
https://blog.manabinomake.net/?p=822
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
-
前の記事
【C芽】ひとこと科学71「ユリの花(続き)」 2023.11.01
-
次の記事
【C芽】ひとこと科学73「コガネムシ」 2023.11.15