科学と化学
今日の学びさがし。
昨日、化学反応のお話をしたので、今日はこのテーマで。
科学と化学は、同音異義語ですね。
しかも、両方とも理科関係の言葉で混乱する人も多いのではないでしょうか。
そこで、今日は、「科学」と「化学」の違いを見てみたいと思います。
「科学」は英語にするとscience
「化学」は英語にするとchemistry
英語にすると全く違う言葉ですね。
ということは、日本語ではたまたま発音が同じだっただけで、意味は異なるということがわかります。
それではどういう違いがあるか?
小学生にもわかりやすいように簡潔に、あくまでイメージの部分をお伝えしたいと思います。
「科学」は、小中学生の理科全般のイメージ
「化学」は、理科のなかでも実験をしたり何かが混ざりあったり影響し合ったりすることで、モノの性質が変わるイメージ
少しイメージがわきましたか?
「科学」が理科のイメージというのは、実は狭い意味です。これは、いわゆる「自然科学」と言われる部分です。
「科学」は広い意味では、上記の自然科学に加え、政治・経済・法律などの社会科学、心理・言語などの人文科学の総称ということになります。
「科学」は、対象に対して【 認識 → 観察 → 理解 → 解釈 → 記述 】する全般のことです。
「化学」も「科学」の一部ということになります。
きれいな星空を見て星座を見つけたり学んだりするのは「科学」ですが、「化学」ではありません。
食物連鎖も「科学」ですが、「化学」ではありません。
夏休み、朝顔を観察して日記をつけることは「科学」ですが、「化学」ではありませんね。
美味しいごはんを食べるために必要な「料理」は、火を通したり調味料を混ぜたり・・・
「化学」のひとつかもしれませんね。
日常のなかの「科学」を探してみましょう^^
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