続編)ある中学3年生の成長の物語
- 2021.05.12
- 学びの事例
2月に投稿していた記事の続編を書きます。
割とシンプルに終わります(笑)
高校に入学した彼女は、宣言通り留学を含めて3年間で高校を卒業しました。
そして、偏差値でいうと53くらいの大学に入学しました。(個人的には偏差値で語るのはあまり好きではないのですが、一般的に分かりやすい物差しとして活用しました)
中学3年の4月には宿題なんか1回もしたことなくて、1問宿題をやってきたとうれしそうに語っていた子です。
偏差値でいうなら40くらいだったと思います。
その子が、劇的に成長して高校入学し、高校生活でさらに成長して大学に入り・・・
そして、卒業の時には・・・
✨主席✨
で卒業し、答辞を読みました。
答辞を読む姿を動画で見せてくれたときは、もう・・・感極まるのも涙も通り越して、ただただ・・・言葉に言い表しがたい気持ちでした。
そして、彼女は今はお母さんです。
中学生の時に出会った彼女。卒業した後も成長していく様子を見せてくれて、伴走させてくれていることをいつもうれしく思っています。
ーーーーー以下、前回投稿ーーーーーーーーーーーーーーー
私が塾講師時代の教え子のお話です。
彼女が中3になったばかりの4月。
元気よく私に声をかけてきました。
「すみれちゃん!宿題やってきたよ!1問!!」
と(笑)
女性の先生を全員ちゃん付けで呼び、宿題を1問やってきたと満面の笑みで報告する中3(笑)
当時20代前半の私は、まだまだ経験が少なく若干引きつりながらも、「この子のやる気(の芽)をつぶしてはいけない」「この子のやる気(の芽)を育てたい」と思いました。
そこで、「今まで宿題してきたことは?」と声をかけました。
「ない!」とまた満面の笑顔で答える彼女。
「おぉー。じゃぁ、1歩前に進んだね!」「じゃぁ、次は2問やってこよう!」と声を掛けました。
そして、「次は3問」「次は4問」・・・「次は大問1つ」・・・「次は1ページ」と少しずつ、ひとつずつ一歩ずつ学びの芽が育つのを見守りサポートしました。
そうしているうちに、夏頃、彼女は自分から進路の相談をするようになり、自分で「こうしたいと思っている」という意思を伝えてくるようになりました。
「英語を勉強したい」「留学したい」「留学もできて3年で卒業できる高校に行きたい」
彼女の目標や意志は日に日に具体的になっていきました。
そして、秋には推薦で合格し、進学先は決まりました。
そこからがさらに彼女のすごいところです。
進学する高校が決まっているにもかかわらず、一般入試や公立入試を受ける子達と一緒に卒業まで塾の授業にも休まず出席したのです。
しかも、年末年始特訓まで。
いち早く受験が終わった彼女が、誰よりもがんばっているのを見て、他の子達も「〇〇ちゃんもがんばってるから!」と良い刺激をくれました。
彼女のがんばりのおかげでまわりも「受験が終わってない自分たちが落ち込んだりさぼったりしてる場合じゃない」と思えたようです。
そして、高校に進学した彼女は・・・
(続きは後日♪お楽しみに・・・^^)
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