【C芽】ひとこと科学vol.16(ウイルスは悪者?)
みなさん、こんにちは。
科学者の先生方などの「言葉」を届ける取り組み「ひとこと科学」からの第16弾の投稿です。
今回は、私と一緒にCAS talkの代表をしている加藤茂孝先生の「ひとこと」です。
加藤先生の思いがこもった力作なので、3回に分けてお届けします^^
皆さんにとって、タイムリーに興味深いテーマではないかと思います。
★「ひとこと科学」第16回投稿★
〈タイトル〉
ウイルスは悪者?(1/3)
〈本文〉
2020年から始まったパンデミックで、世界の人々に不安を与えている新型コロナウイルス感染症。
3年でパンデミックが収束することを願っています!
この出現によって、ウイルスはますます悪者にされたみたいです。
しかし、21世紀になってウイルスやヒト(生物名はカタカナで書くという約束があり、ヒトも生物の1種なのでカタカナで書いています)の遺伝子の研究が飛躍的に進んだことから、ウイルスのイメージが一変しました。
ウイルスは病原体として発見された例が多かったので、悪いことをしているように見えます。
しかし、自然界を広く眺めると、ヒトを含む生物の進化や自然環境の維持に大きな貢献をしている事が分かってきました。
今、びっくりするようなウイルスイメージの転換が起きています。
①海の赤潮や白潮は赤や白のプランクトンの異常増殖の部分が赤や白に見えるのですが、その赤潮や白潮を減らす働きをしているのがプランクトンに感染しているウイルスなのです。
実はプランクトンの増減で、そこに住む魚類の繁殖期や数の増減を調節していたのです。
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今回の加藤先生の記事はここまで。
「①」ということは、他にもまだまだあるんですね。
次回と次々回に分けて少しずつお伝えしていきます。
ぜひ楽しみにしてください^^
【投稿者:加藤茂孝先生プロフィール】
1942年生まれ・東京大学出身・理学博士
国立感染症研究所室長、日本ワクチン学会理事、米国疾病対策センター(CDC)客員研究員などを歴任
【「ひとこと科学」について】
専門家の先生方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
まずは、科学者の先生方の「言葉」から発信中。
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
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