成績アップは自己ベスト更新から
- 2021.03.26
- 学びの事例
合格、そして・・・
今年の合格発表も出そろった頃かなと思います。
私がサポートしてきた子ども達の中からホットな今年の一例をご紹介します。
特に半年弱で劇的に成績を伸ばした事例です。
その子は、本人にとってはかなり「チャレンジ」だった高校に見事合格しました!
昨年の秋から入試直前の3月上旬までで模試や過去問での得点を1.5倍くらいに上げて・・・
見事合格!
受験が終わったこの春休みも「自分から」1日4時間ずつ勉強すると目標を立て、とてもよい感じです。
私が塾講師時代から思っていることですが、周囲と比べたときの得点や偏差値ってそんなに大切でしょうか。
私もこの仕事をしていくうえで、偏差値アップや難関校合格をうたったほうがよいというようなアドバイスをもらったこともあります。
ですが、私にはとても違和感があるのです。
そして、偏差値アップや難関校合格をうたった時点で、既存の他の塾や家庭教師と同じようにうつってしまうのが私としてはとても違和感があります。
もちろん周囲と比べたときの得点や偏差値も大切だと思います。
それ自体は否定しません。
しかし、それ以上に「自己ベストを更新する」ことの方が大切だと思っています。
上記の子は、私のサポートを受け始めてからいろんな面で自己ベストを更新し続けました。
以前、話題にした塾講師時代の子も宿題を1問ずつ解いて最終的には誰よりも勉強量をこなすまで自己ベストを更新しました。
その後も快挙を続けました。
今回チャレンジ校に合格した子は半年弱で得点を1.5倍に上げたわけですが、それは例えば100点満点なら50点だった科目が75点になった、67点以上だった科目は安定して100点をとれる状態になったということです。
しかも定期テストや確認テストではなく、受験の問題で。
私はここにとても大切なものがあると思っています。
私のサポートを受けた時間は1回90分程度を週に1・2回です。
その子の生活や勉強量の中のほんのわずかです。
ですが、私のサポートの時間をきっかけにして、多くのことに気づき始めました。
私が何も言っていない作文も自然とできるようになっていき、作文は満点近くとるようになりました。
私達に必要なことは、押し付けたり詰め込んだりするのではなく、きっかけを提供すること・「自分で考える」ためのお手伝いをすること・時として何も言わず「見守ること」だと思います。
ご家族だけでそれをするのは難しいこともあると思います。
そういう時にまずは、私にもご相談いただけるとうれしいなと思っています。
ご家族だけで抱え込んだり、一人で抱え込んだりせず、相談の扉をノックしてみてもらえるとうれしいです。
その扉の先には子ども達の成長の扉もきっとあると思います。
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