「これならできるよね。」から始める

「これならできるよね。」から始める

今、読んでいる本があります。

「これならできるよね。」(大野尚氏著)

著者の経験が赤裸々に書かれたこの本。

優しい語り口で書かれているこの本に読み入っています。

私自身、自分自身は劣等生だと思って育ってきました。なんのとりえもない、あまりぱっとしない・・・。

そのなかで、とても大きな出会いがありました。

その出会いは私の人生を変える大きなきっかけになりました。

今読んでいるこの本には「成功の後ろにあるのは、成功の歴史ではなく、むしろ失敗の歴史です。失敗にめげず、失敗から学び、失敗を武器に変えてきた歴史です。」とあります。

私は、生徒たちに言います。

「失敗していい」「今はたくさん失敗しよう」「そこから一緒にうまくいく方法を考えよう」と言っています。

しかし、いつの間には自分には完璧を求めていたことに気づきました。

私は十数年前、もう社会復帰できないのではないかというほど、体調を崩したことがあります。

それでも、「ここで終わりたくない」「このままでいたくない」「這い上がりたい」という強い思いを心の奥に持ち続けていました。

今、つらい思いをしている人に「強い思いをもって」というつもりは全くありません。

ただ

諦めないでほしい。

諦めないその日常のなかに私を入れてくれたら、私に少し諦めないお手伝いをさせてくれたらうれしいなと思っています。

ときには海辺に座って遠くを眺めながら、思いを馳せたりゆっくり誰かと話したり・・・そういう時間も大切だなと思います。

その話し相手に私を加えてくれたら、うれしいなと思います。