卒業 ーコロナ禍や被災とともに歩みながらー
- 2021.03.18
- 社会活動・ボランティアなど
卒業
SNSを見ていると、タイムラインに卒業式や卒業の話題がよく上がってくる時期ですね。
実は・・・
私も卒業式に参加しました。オンラインで。
さかのぼること、昨年の8月。昨年の7月に豪雨の甚大な被害を受けた熊本県南部。
コロナ禍でボランティアにも行けないなか、私なりにできることを探しました。
そういったなかで出会ったのが、球磨村の中学生たちの学習支援。
子ども達の支援をしているNPOさんから夏休みだけのオンライン自習室の依頼をいただき、運営をしました。
夏休みという短い期間。しかも、コロナ禍で一段と短かった今年度の夏休み。その期間のサポートできたのは10日間だけでした。
それでも、顔見知りになった子達のことが気になって、どうにかサポートを続けられないかと模索しているなかで、出会ったのが今回のプロジェクトでした。
小さくてもいい、自分たちのことを気にかけている大人がいることを、ほんの少しでもいいから感じてほしい。
10日間という短い期間でも初日と10日目では表情が違ったから、9月からまた知らない人たちばかりと出会うより、少しでも知っている顔が見れることで安心感につながってくれれば・・・。
そういう思いでの参加でした。
今回の支援は、熊本大学と教育委員会の共同プロジェクトで、熊大の学生さんが主体になって行う支援。
大学の教員でも学生でもない私を先生方も学生さんもあたたかく受け入れてくださいました。
このプロジェクトで支援に関わったのは去年の9月から。私としては8月も合わせると約7ヶ月のサポート。
プロジェクトとして、卒業式にもお声掛けいただき、私もオンラインで出席させていただきました。
残念ながら自分自身の卒業式では大きな思い出や思い入れがある卒業式がないのですが、なんだか自分の教え子や自分が関わった子達の卒業式や送る会はこみ上げるものがあります。
メッセージを送りながら、目頭があつくなったり・・・。
コロナに災害・・・本当に大変な年だったと思います。
そんななかでも前に進んだこと、生き続けたことが何よりかけがえのないことだなぁと思っています。
どんなに遠くにいても、たとえ小さいとしても、思いを寄せる人がいるよ。
たとえまだ気づいていなくても、仮にまだ出会えていなくても助けになりたいと思っている人、大切に想ってくれてる人、いつも思いを寄せてくれている人は、必ずいるよ。
私たちは一人じゃないよ。
そう伝えたくて、このメッセージを贈りました。
そして、きっと私は子ども達の力になりたいという思い以上に、子ども達と関わることで交流することで元気や前向きな気持ちをもらっているから仕事としてもプライベートの活動としても、この分野から離れられないんだなと最近つくづく感じています。
子ども達からもらうものの方が大きいなぁと・・・
*以下、卒業式のことも書かれています。
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