がんば〇〇!

がんば〇〇!

何気なくかける言葉に「がんばって/がんばってください」と「がんばろう/がんばりましょう」という言葉があります。

本当に何気なく、そして、優しい応援の気持ちからかける言葉ですが、今日はこの2つの違いに注目してみたいと思います。

違いは冒頭の絵にヒントが隠れています。

「がんばって/がんばってください」は、「がんばる」主体は相手です。

自分は少し距離のあるところにいたり、自分は主体になれない・ならないときの声援として使うというイメージでしょうか。

対して「がんばろう/がんばりましょう」は、「がんばる」主体が相手と自分です。

ここに違いがあります。「がんばろう/がんばりましょう」の言葉の直前には「一緒に」という言葉が隠れていることが結構あるのではないでしょうか。

あくまで、主体を相手に置かないといけないこともあります。

たとえば、テストを受けるとき、部活で試合やコンクールに出るとき、そういうときは、どうしても手を貸しようがないこともあります。

そういうときは、「がんばって/がんばってください」と思いを込めて伝えます。

また、どうしても本人だけでがんばるより、一緒に主体になって一緒にがんばった方がよいときもあります。

そういうときは、「がんばろう/がんばりましょう」を使います。

私のサポートでは、基本的に「がんばろう/がんばりましょう」をつかうことが多いです。

それは、子ども達ひとりひとりの悩み事や問題を、私自身、自分事として主体的に取り組みたいと思っているからです。