【C芽】ひとこと科学vol.15(シリーズ・お空の下では)

【C芽】ひとこと科学vol.15(シリーズ・お空の下では)

みなさん、こんにちは。

科学者の先生方などの「言葉」を届ける取り組み「ひとこと科学」からの第15弾の投稿です。

今回も、前回に引き続き「松田先生からの「お空シリーズ」の続編です。

前回までの分と合わせてぜひお読みいただけたらうれしいです^^



★「ひとこと科学」第15回投稿★

〈タイトル〉

お空の下では(5)

〈本文〉

 昭和38年豪雪の時は大野盆地は1か月以上孤立していました。学校も臨時休校が続きます。

最後に自衛隊が除雪に来てくれるまでの間、郵便物も滞りました。

が、速達だけは郵便局の人が数日に一度だけ徒歩で30km離れた福井まで雪崩を避けながら川沿いを運んでくれたと聞きました。

丁度私が高校3年生の時だったので、大学受験の願書を出す時でしたが、無事届いたようです。 

屋根から降ろした雪が夜になってしばる(凍る)ときの力は大変なものです。

雪が凍る時に体積が小さくなり下向きの力として働きます。

降ろした雪の高さが高くなり、屋根と続いてしまうことがよくありますが、雪で続かないように切っておくことが大事だと言われてきました。

実際、工場などで屋根の端が50cmほどへし折られているのを見たことが何度かあります。

平地での積雪でも同じでした。春になって雪が溶けたとき、樹木の3.8mより下の枝はみなへし折られていました。

すっぽんぽんの妙な木立です。

柿の木

大きな木はどれも陸前高田の津波に遭った1本松のように下枝がもぎ取られた姿でした。

《大きな声では言えませんが、受験勉強追い込みの時だった私は雪降しの手伝いをしませんでした。その結果、屋敷の中にあった薪などを入れていた小屋など二棟を倒壊させてしまいました。》

*前回までの記事は以下からご覧いただけます。

7月27日「お空に乗って」

【CAS×芽育】ひとことvol.8(お空に乗って:松田先生)

8月10日「お空に乗って(続編)ーお空の下ではー」

★祝10回★【C芽】ひとことvol.10(続編・お空に乗って)

8月24日「お空の下では(2)」

http://manasapo.net/blog/?p=981

8月31日「お空の下では(3)」

http://manasapo.net/blog/?p=989

9月7日「お空の下では(4)」

http://manasapo.net/blog/?p=993

投稿者:松田慎三郎先生プロフィール】

1945年生まれ・京都大学出身・工学博士

原研核融合那珂研究所長、理事を経て2011年から東工大、京大、東北大特任教授、研究員、ITER国内チームリーダ、プラズマ核融合学会長を歴任

専門は核融合炉システム

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88-2022-06-25-195115.png

【「ひとこと科学」について】

専門家の先生方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。

まずは、主に科学者の先生方の「言葉」から発信中。

【CAS×芽育】の新しい取り組み「ひとこと」



*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について

【CAS】市民と科学者のトークグループ CAS talkについて