★祝10回★【C芽】ひとことvol.10(続編・お空に乗って)

★祝10回★【C芽】ひとことvol.10(続編・お空に乗って)

みなさん、こんにちは。

科学者の先生方の「言葉」を届ける取り組み「ひとこと」からの10回目の投稿です。

今年の6月から始めた「ひとこと」も10回目の発信を迎えました!

ぜひ、皆さんの感想・ご意見・投稿者へのご質問・・・などもお寄せくださいね^^

記念すべき10回目の投稿は、自由研究への着眼点も提示してくれている松田先生の人気記事「お空に乗って」の続編です♪

★「ひとこと」第十回投稿★

〈タイトル〉

続編・お空に乗ってーお空の下ではー



〈本文〉

奥越の越前大野は山に囲まれた盆地で冬は雪深く、寒い。10年か20年に一度は大雪に見舞われ、一晩に50-60cm積もることは珍しくありません。

北陸の雪は重いので雪が積もると最初に部屋の障子や襖が開かなくなるので、2-3度屋根の雪降ろしをすることになります。

積雪が1.5メートルくらいを超えると家屋の倒壊も心配になるので、優先して雪降しをします。

雪降ろしに取り掛かかるには屋根に足場の確保が必要ですが、梯子を昇っていくとスープパイのように屋根から大きくはみ出した雪が行く手を阻みます。

雪崩を浴びながらはみ出しを切り崩し、屋根が見えてくると一人がやっと立てるくらい、50cm四方くらいの崖っぷちのスペースを作ります。

目の前は雪の壁、反対側は崖です。

雪降ろしは屋根の片面だけ先にすると荷重のバランスが崩れて倒壊する恐れがあります。

そこで問題。

皆さんならどういう順序で雪を降しますか?

写真 雪降ろし取り掛かりの足場。平地も深雪なので梯子は移動が難しく、雪が降る前に近くに準備しておきます。

*前回の「お空に乗って」(7月27日)は以下からお読みいただけます。

http://manasapo.net/blog/?p=920

投稿者:松田慎三郎先生プロフィール】

1945年生まれ・京都大学出身・工学博士

原研核融合那珂研究所長、理事を経て2011年から東工大、京大、東北大特任教授、研究員、ITER国内チームリーダ、プラズマ核融合学会長を歴任

専門は核融合炉システム

【「ひとこと」について】

専門家の先生方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。

まずは、科学者の先生方の「言葉」から発信中。

【CAS×芽育】の新しい取り組み「ひとこと」



*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について

【CAS】市民と科学者のトークグループ CAS talkについて