【CAS】オミクロン株の終息に必要な免疫保有者
- 2021.12.11
- CAS talk
こんにちは。
「市民と科学者のトークグループ CAS talk」からの投稿です。
オミクロン株について、松田先生の新しい記事をご紹介します。
〈要旨〉
オミクロン株に対する集団免疫条件達成に必要な免疫保有者率を如何に達成するか?
これまで日本は感染者の発生が少ないので、ワクチン接種こそ免疫保有者を増やし、コロナ感染を終息に導くものと考えてきた。
ところが、ワクチンのオミクロン株に対する有効性やワクチン接種率の上限を考慮して人口比を割り出すと、とても集団免疫条件に届く免疫保有者率に達しないことが明らかとなった。
この意味するところは、免疫保有者の不足分は感染者を増加させて補わないといけないことであり、暫定的な数値ではこれまでの感染者総数の約2倍の感染者をださないと集団免疫条件に届かないことが導かれた。
これは感染者を多く出した諸外国には当てはまらず、感染者が少なかった日本特有の問題である。
〈市民と科学者のトークグループ CAS talkについて〉
http://manasapo.net/blog/?p=528
〈松田慎三郎先生のプロフィール〉
1945年生まれ・京都大学出身・工学博士
原研核融合那珂研究所長、理事を経て2011年から東工大、京大、東北大特任教授、研究員、ITER国内チームリーダ、プラズマ核融合学会長を歴任
専門は核融合炉システム
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