【CAS】ドイツは、なぜ感染者が減らないのか?ワクチン接種はどうなっているのか?

【CAS】ドイツは、なぜ感染者が減らないのか?ワクチン接種はどうなっているのか?

こんにちは。

今日も松田先生の新しい記事のご紹介です。

〈要旨〉

ここにきてドイツで感染が急拡大している。 その理由を見つけるため再生産数EXCELモデルを用いて感染者数とワクチン接種の経緯を分析した。

大局的に感染が拡大に向かうか終息に向かうかの鍵を握るのは免疫保有者率であるが、ドイツの数値はまだ十分な大きさに達しておらず、感染拡大のリスクポテンシャルは高い。

とくに拙いのはワクチン接種による実効的免疫保有者率が増えていないことである。

これはワクチン接種数か月後の有効性低下をブースター接種など新規接種が補えていないことを示している。

この問題に間もなく直面することになる日本がワクチン接種計画を作るうえで他山の石とすべきことである。

〈松田慎三郎先生のプロフィール〉

1945年生まれ・京都大学出身・工学博士

原研核融合那珂研究所長、理事を経て2011年から東工大、京大、東北大特任教授、研究員、ITER国内チームリーダ、プラズマ核融合学会長を歴任

専門は核融合炉システム

*ご意見・ご感想等は以下のお問い合わせフォームよりお願いします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeMbD7mTGfmJjNBuHBjZqzD0u-tVc827U5krURwhBPJkI7YfQ/viewform

(12061609)