夏の自由課題でデジタル紙芝居をつくろう!

夏の自由課題でデジタル紙芝居をつくろう!

おはようございます。

学びの芽育の西川です。

実際にあった小学生の事例を交えながらお話しします。

その子は、学校に行くのが苦手だったりみんなと仲良くなるのが苦手だったり机に向かって勉強するのが苦手だったり・・・と親御さんやまわりの大人たちは悩んでいたようです。(以下、Aくんとします。)

でも、得意なことがありました。

それは、絵を描くこと。

そして、いろんな人の気持ちを考えることができるところ。

私のサポートを受けるようになってからもテキストを使った勉強はなかなか始めることができないため、私はまず、Aくんとたくさんお話しし、Aくんのことをよく知ることから始めました。

AくんはPCを使って絵を描きます。

そこにキーワードが出てきます。

たとえば、お化けくん・矢印くん・悪魔・・・みたいに。

時々、大人には発想できないキーワードも出てきます。

話をきいていると、Aくんはキーワードのなかに少しストーリーを持っていました。

そこで、絵に描いたキーワードを登場人物にして物語をつくろう♪という話になりました。

私の意図は、作文につなげて、国語の学びにつなげるという意図があります。

しかし、それを勉強がキライなAくんに言ってしまったら、一気にやる気がなくなって、取り組まなくなります。

そこで、「いっしょに物語をつくろう」というふうに言い換えたのです。

そして、「物語をつくったら作家さんになれるかもしれないよ^^」と声をかけます。

すると、少しまんざらでもないのか、少しずつより詳しいエピソードやストーリーを話し始めます。

私は、それをメモにとり、物語としてつなげていきます。

基本的にはAくんが言った言葉や文をできるかぎりそのまま書くようにしているので、その言葉や文をつなげてできた文は、Aくんが作った文章、作文です。

そういったことを積み重ねていって、ひとつの物語・作品が出来上がります。

そうするなかで、物語の中に物の数や量が出てくるように誘導したり声掛けしたりして、算数の学びにもつなげていきます。

自然現象が出てきたり身の回りの動植物の話がでてくれば、理科の学びにもつながります。

そして、ニュースになっていることや社会問題に意識を向け、そういったエピソードを盛り込むようにしていけば、社会の学びにもつながります。

外国人を登場させることで英語の学びにもつながります。

そうしてできた物語をもとに、パワーポイントを使ってデジタル紙芝居や絵本をつくっていきます。

楽しみながら、社会に出て必要となるITのスキルと科目の学びを得ることができます。

昨日はは七夕でしたね。

七夕のエピソードをもとにデジタル紙芝居や絵本をつくるのもおもしろいかもしれません。

時間のある夏休みにしかできない学びを取り入れてみませんか?^^