【C芽】ひとこと科学vol.17(ウイルスは悪者?2/3)
みなさん、こんにちは。
科学者の先生方などの「言葉」を届ける取り組み「ひとこと科学」からの第17弾の投稿です。
前回に引き続き、加藤茂孝先生の「ひとこと」でウイルスの真相に迫ります!
★「ひとこと科学」第17回投稿★
〈タイトル〉
ウイルスは悪者?(2/3)
〈本文に入る前に前回のおさらい〉
前回は、「ウイルスは悪いことをしているように見えますが、実は、ヒトを含む生物の進化や自然環境の維持に大きな貢献をしている事が分かってきました」とのことで、ウイルスのびっくりするようなイメージの転換の例を1つ挙げました。
あと4つあるので、今日はその内の2つをご紹介します。
〈本文〉
②白潮のプランクトンのウイルスはプランクトンが死ぬと分解されて目に見えない小さな破片になり空中に漂い、その破片を核にして水滴が出来て雲になり雨を降らせます。
核がないと水滴や雲は出来ない。乾燥した砂漠などに雨が降らない原因かもしれません。
③海のプランクトンがウイルスの感染で死ぬとき、白いマリーンスノーになって海底に沈みます。
このマリーンスノーの中にプランクトンがため込んだCO2が封じ込められて空気中のCO2を減らしています。
実はプランクトンのウイルスがCO2増大による地球温暖化を遅らせているのです。
*前回の記事は以下からご覧いただけます。
9月21日「ウイルスは悪者?」(1/3)
http://manasapo.net/blog/?p=1003
【投稿者:加藤茂孝先生プロフィール】
1942年生まれ・東京大学出身・理学博士
国立感染症研究所室長、日本ワクチン学会理事、米国疾病対策センター(CDC)客員研究員などを歴任
【「ひとこと科学」について】
専門家の先生方の「言葉」を子どもたちや市民に届けていく取り組み。
まずは、科学者の先生方の「言葉」から発信中。
【CAS×芽育】の新しい取り組み「ひとこと」
*参考:「市民と科学者のトークグループ CAS talk」について
【CAS】市民と科学者のトークグループ CAS talkについて
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